お肌は体の一番外側にある大切な器官です。
お肌は呼吸したり、吸収したり、触れたり、温もったり、冷やしたり。ふだん当たり前にあるお肌だけれど、実はとても働き者で、そしてとても敏感です。
ノートのはじっこで指を切った経験があるでしょうか?
ちっちゃな切り傷なのに、その日はとてもブルーになります。ほんの小さな逆剥けが、ココロに作用するのはネガティブな感覚です。
小さなニキビ一つで出かけたくなくなったり、おでき一個できると急に疲れた気がしたり。。。
そんな経験ありますよね。
まして
真夜中に痒みで目が冷めてしまう。
夏なのにお肌がカサカサする。
お肌にハリがない。
顔色がくすんでる。
手荒れがひどい。
そんなときのココロの状態はどうでしょう?
最近の研究で、お肌とココロは密接に関係しているということがわかったそうです。
お肌が痛むと、ココロを守るためのストレスに立ち向かうホルモンが減少するということです。
ああ、だからお肌が傷つくと、ココロも傷つくんだ!!と納得したのでした。
わたしたちの体を、内蔵をまもるために、無言で日々働いてくれるお肌。
傷ついては急激な細胞分裂を繰り返し、再生し、わたしたちを必死で守ってくれています。
そんなお肌も毎日ダメージを与えられていたらさすがに弱ってしまいますね。
わたしたちもメンタルな部分まで、弱ったら困ります。
この肌ストレス、どーにか解放できないものかっ!!!
カサリンカップスは、真剣に真剣に考えました。
お肌というのは、とても無口です。
しかもけっこう我慢強いんじゃないかと思います。
以前、知り合いの薬学博士がこうおっしゃいました。
「毛穴に髪の毛の先が当たることは、瞳に髪の毛が入ると同じくらいのストレス」
瞳はすぐに閉じたり、涙を流して異物を排出しようとするけれど、お肌はじっと我慢の子です。いじらしい。。。(T_T)
ニキビや吹き出物ができるとき、ホルモンバランスや疲れ、不摂生、食事のバランスなどいろいろな要因がありますが、意外と知られていないのが皮膚の摩擦です。
お化粧品をつよくパッティングする、頬杖をつく、顔を掻くなど、これらも肌ストレスだたりします。
また、水分や皮脂量が下がること、これも肌ストレスのサインです。
首から下のお肌の表皮に比べて、お顔の表皮は大変薄いです。
ここを叩いたり、こすったりしてはかわいそうですね。
今日から肌ストレスフリーのために!!
叩かない。描かない。熱をこもらせない(頬杖ついたりはナシね☆)!
まずはここから、ぜひ!!
アトピー肌の方のお悩みにひっかいた傷口が化膿しやすい、というものがあります。
とくに夏には汗をかきやすいので多く聞くのですが、意外にも冬場にも湿潤した湿疹に移行し、化膿すると聞くことがあります。
その場合、抗生物質入りの塗り薬や抗生物質の服用などの対応されることがあるかと思います。
強い薬によって免疫抑制するがため、ということもありますし、傷口からバイ菌が入って…ということもあるでしょうが、
意外と知られていないのは、自身の引っ掻く爪からバイ菌が侵入というものです。
手荒れ湿疹に悩む方は手荒れが怖くてなかなか日に何度も手洗いしづらいことがあります。
でも5本の爪先をしっかり泡立てて洗い、それから手のひら、手の甲、手首、指を洗ってしっかりすすぎましょう。
(このときの石鹸はお肌に合うものを吟味してね)
手洗い後には優しく素早くタオルドライ。
その後は優しいローション&カサリンオイルをたっぷりと。。
それでも乾燥する方は保湿クリームで蓋をして。
これを続けていくと、あれ、最近ただれなくなった!と嬉しいお声を頂戴します。
もちろん、丁寧な手洗いは風邪予防にもなりますよね!
そういえば風邪もひかない(笑顔)って喜ばれます。
外出先から帰宅後だけじゃなく、カユイ、かゆい、掻いちゃった!後にも手洗いを、優しくね。
掻いちゃった後には爪先にもバイ菌ありますからね。
そしてその後はしっかり保湿をしてあげてくださいね。
春。
大好きです。
なのに、いつから、春?イヤ~憂うつ!と感じるようになったのかな。
あきらかに変化を始めるお肌。
目頭がチクチクと痒くなり、額が痒くなって、腕や脚が乾燥し始め、額には吹き出物。。。
目ぇ痒い~!って掻いちゃったら、翌朝顔がまだらに赤くて、自己嫌悪。
自己嫌悪なのにまた痒くって、昨日より痒くって(;_;)
その状態で梅雨を迎えると、引っ掻いて傷ついたお肌が連日の雨の湿気でなにやら化膿気味に……。
その状態で夏をむかえると、汗を掻いたところがしみる!!しみて痒い!!跳び上がっちゃうくらい痒い!!!
秋が来て、汗をあまかかなくなるとちょっとは落ち着くかと思いきや、急激に乾燥していくお肌は今度はほこりにも秋の花粉にも、寒さからくる心寂しさにも反応。。
どれだけ反応するねん。
冬。
昔は冬のほうが調子悪かった。乾燥して乾燥して仕方なか
長い長い間、このアレルギーと付き合っていたら、年齢を重ねるに連れて、反応を示す部位も変化したし、お肌に現れる湿疹、それ自体にも変化がある。
今だって真夜中に痒みに叩き起こさると泣きたくなるし、
もうやだ!ってすべてを手放したい衝動にかられたこともあったけれど。
相変わらずイヤな奴なんだけど。
コンプレックスの塊なんだけど。
春。
桜。
目がチクチクと痒くなって、目尻の涙にまた痒くなって、でも。
なんかねぇ。
ぼかぁ、生きてるぜ。
っていうか。
痒くなる。精一杯のわたしのからだの主張。
これ添加物いっぱい入ってるよ!って食べ物を教えてくれる。
残念だけどこの人とは波長が合いそうにないべ!って初対面の相性を教えてくれる。
叫びてぇぇぇ!!!って今あるストレスの度合いを教えてくれる。
巡りゆく四季を教えてくれて、花粉とホコリと黄砂の蔓延度を教えてくれて、
交感神経高まりすぎる=トキメキのときにはちょびっと静まって、
いま恋してるでしょわたし、って教えてくれる。
春も夏も秋も冬も
わたしが生きる以上に生きている!と力いっぱい叫んでる。
まあ、ともだちに、なってやってもいっか。
最近やっとそう思った。